同じ病期で見つかったがんでも、生存率は国によって異なります。SURVMARK-2は、その差を早期発見だけでなく、治療の質、医療制度、他の病気と結びつけています。
国別の肺がん生存率:日本がトップ(2026年)
日本では、がんがまだ一か所にとどまっている肺がん患者の77.8%が、5年後も生きています。がんが広がると、その割合は8.2%です。
- 1位:日本
- 10 位まで
01最終リスト
主要なAIがそれぞれ独自に10位までのリストを作りました。上は確かめやすい1つの総合結果です。各順位には理由と、それを選んだ AI、AI が示した場合は出典があります。
並び順:AIの合意が多い順です。
明るいバッジは、その AI がこの項目を自分のリストに入れたことを示します。薄いバッジは入れなかったことを示します。
- 1
日本
CONCORD-3で首位。5年後に生存しているのは約3人に1人(32.9%)です。国の登録データでは、がんが限局している場合は77.8%、転移している場合は8.2%が生存しています。
選んだ AI: Claude, Gemini.各 AI のリストでの順位: Claude: 1 · Gemini: 1
各 AI の指摘 2
- Claude1 位
When lung cancer is found while still confined to one organ, 77.8% survive five years; when distant, 8.2%.
出典 ↗ - Gemini1 位
Universal annual health checkups with ubiquitous high-resolution CT imaging catch over 40% of lung tumors in early localized stages, yielding the world's highest net survival.
出典 ↗
2つのAIがここに選出 - 2
韓国
生存率は16.5%(2001〜05年)から30.2%(2013〜17年)に上昇し、対象となる大量喫煙者のおよそ半数が今ではCT検査を受けています。その後の年についてGeminiは36.8%を挙げています。
選んだ AI: Claude, Gemini.各 AI のリストでの順位: Claude: 2 · Gemini: 2
各 AI の指摘 2
- Claude2 位
Roughly half of eligible heavy smokers now get a CT scan, up from 21% when the programme began in 2019.
出典 ↗ - Gemini2 位
Korea's state-run national LDCT screening program for high-risk smokers has catapulted overall five-year survival from 12% in the 1990s to nearly 37% today.
2つのAIがここに選出 - 3
台湾
家族歴のある非喫煙者も検診の対象で、見つかったがんのおよそ85%がステージ0〜Iです(他の出典では95〜96.5%)。非小細胞肺がん(NSCLC)の生存率は、2010〜14年にはまだ23%でした。
選んだ AI: Claude, Gemini.各 AI のリストでの順位: Claude: 3 · Gemini: 3
各 AI の指摘 2
- Claude3 位
Its 2022 national programme also screens non-smokers with a family history, and about 85% of cancers found were stage 0 or I.
出典 ↗ - Gemini3 位
The world's first national screening program to target never-smokers with a family history detects an astounding 85% of screened lung cancers at Stage 0 or I.
2つのAIがここに選出 - 4
アメリカ合衆国
非小細胞肺がん(NSCLC)の患者のうち、5年後に生存しているのは、がんが限局している場合67%、転移している場合12%です。ただ全体では32%にとどまります。最も早い段階で見つかるのは約27%だけだからです。
選んだ AI: Claude, Gemini.各 AI のリストでの順位: Claude: 4 · Gemini: 4
2つのAIがここに選出 - 5
カナダ
7か国を対象としたSURVMARK-2の研究で、ノルウェーと並んで最も高い生存率です。2026年には7つの県でCT検診が提供されています。
選んだ AI: Claude, Gemini.各 AI のリストでの順位: Claude: 5 · Gemini: 6
各 AI の指摘 2
2つのAIがここに選出 - 6
ノルウェー
SURVMARK-2でカナダと並んでトップです。登録データでは5年生存率は26.2%ですが、国の検診計画の数字は見つかりませんでした。
選んだ AI: Claude, Gemini.各 AI のリストでの順位: Claude: 6 · Gemini: 8
各 AI の指摘 2
- Claude6 位
Level with Canada at the top of SURVMARK-2, and I found no national screening programme figures to add to it.
出典 ↗ - Gemini8 位
Norway's unified Cancer Registry reports that patients catching non-small cell lung cancer at Stage IA achieve an extraordinary five-year relative survival of 84.8%.
出典 ↗
2つのAIがここに選出 - 7
オーストラリア
SURVMARK-2では中位です。国のCT検診計画は2025年7月に始まり、12月半ばまでに49,473人が登録され、1年後にはほぼ10万人の参加者がいました。
選んだ AI: Claude, Gemini.各 AI のリストでの順位: Claude: 7 · Gemini: 9
各 AI の指摘 2
- Claude7 位
A national CT screening programme started in July 2025, and nearly 100,000 people had taken part about a year on.
出典 ↗ - Gemini9 位
Australia launched its nationwide targeted National Lung Cancer Screening Program (NLCSP) in 2025, projecting the prevention of over 4,000 lung cancer deaths within a decade.
出典 ↗
2つのAIがここに選出 - 8
イスラエル
CONCORD-3で上位の結果の一つで、5年生存率は27.0%です。これは1つの出典による数字で、病期や検診のデータは付いていません。
選んだ AI: Gemini. 選ばなかった AI: Claude.各 AI のリストでの順位: Gemini: 5
各 AI の指摘 1
- Gemini5 位
With one of the highest CONCORD-3 baseline scores at 27%, Israel pairs rapid diagnostic imaging with universal HMO genetic profiling for targeted therapies.
出典 ↗
1つのAIがここに選出 - 9
スイス
CONCORD-3での5年生存率は約22%で、出典は1つです。待ち時間がゼロであることや、偶然見つかるケースが多いという主張は確認できませんでした。
選んだ AI: Gemini. 選ばなかった AI: Claude.各 AI のリストでの順位: Gemini: 7
各 AI の指摘 1
- Gemini7 位
Switzerland achieves one of Europe's lowest mortality-to-incidence ratios by combining zero waiting times for thoracic surgery with broad incidental nodule detection.
1つのAIがここに選出出典なし - 10
デンマーク
SURVMARK-2では中間に位置し、カナダ・ノルウェーの首位とイギリス・アイルランドの下位グループの間にあります。国の検診データは見つかりませんでした。
選んだ AI: Claude. 選ばなかった AI: Gemini.各 AI のリストでの順位: Claude: 8
各 AI の指摘 1
- Claude8 位
Mid-table for survival in the seven-country comparison, which suggests treatment is not the whole story.
出典 ↗
1つのAIがここに選出
02知っておきたいこと
AI がリストを作る中で気づいたこと。
韓国の非小細胞肺がん(NSCLC)の生存率は、2000〜04年の16%から2010〜14年の29%に上がりました。国の検診は2019年に始まったので、この向上の大半は他の要因によるものです。
台湾は、家族歴のある非喫煙者を検診しています。TALENTコホートでは、そうした12,000人のうち2.6%でがんが見つかりました。大量喫煙者の場合は、NLSTで約1.1%、NELSONで0.9%でした。
年代も重要です。CONCORD-3は2010〜2014年の診断を対象としていますが、各国の登録データはより新しい集団を報告しています。そのため韓国の数字は、出典により25.1%、30.2%、36.8%と見え方が変わります。
03よくある質問
どの国で肺がんが最も多いのか
東アジアが最も大きな負担を抱えています。GLOBOCAN 2022では、世界の新規症例の約51%(124万人)と死亡の46.9%を占め、その多くは中国です。ハンガリーは、人口当たりの割合が最も高い国の一つです。
出典 ↗肺がんから生き延びる人は何%いるのか
アメリカでは、非小細胞肺がんの患者の32%が診断から5年後も生存しています。日本はCONCORD-3で約33%と最も高く、最も弱い医療制度では10%未満です。
出典 ↗肺がんから生き延びる可能性はどのくらいか
主に病期によります。日本では、限局したがんの5年生存率は77.8%、転移したがんは8.2%です。アメリカの非小細胞肺がんでは、限局が67%、転移が12%です。
出典 ↗肺がんから生き延びるにはどうすればよいか
最も効果が大きいのは、手術でまだ取り除けるうちに早期発見することです。アメリカでは、限局している場合の生存率67%が、転移すると12%に下がります。そのため韓国、台湾、オーストラリアは、ハイリスクの人に低線量CT検診を提供しています。
出典 ↗04集計方法
数式なしで、やさしい言葉で。
1質問
肺がんが早期に見つかり、生き延びられる割合が最も高い国トップ10
2このテーマを選んだ理由
生存率、早期発見の割合、検診の届き具合が一か所で分かるため、ある指標では強く、別の指標では弱い国が目立ちます。
3対象範囲
世界。人口ベースのがん登録がある国
4評価の観点
- 肺がんおよび非小細胞肺がんの、年齢調整済み5年ネット生存率
- I〜II期で診断された症例の割合。病期のデータがない場合は、死亡数と罹患数の比率
- ハイリスクの人を対象とした国の低線量CT検診の届き具合、および対象者と実際に受けた人の差
- 診断から手術までの時間(報告がある場合)
- CONCORD-3、ロンドン衛生熱帯医学大学院(The Lancet)— 人口ベースの登録による肺がんの年齢調整済み5年ネット生存率、2010〜2014年の診断
- ICBP SURVMARK-2(Thorax 2022)— 7か国(オーストラリア、カナダ、デンマーク、アイルランド、ニュージーランド、ノルウェー、イギリス)における、病期別の肺がん生存率、2010〜2014年
- 国際がん研究機関(IARC)/WHO GLOBOCAN 2022 — 国別の新規症例と死亡数。死亡数と症例数の比率は発見の遅れの目安として使用(世界の肺がんの比率0.71)
- 国立がん研究センター(日本)の登録 — 病期別のネット生存率、2012〜2015年の診断、44都道府県
5順位をつけた AI
主要なAI:Claude, Gemini。それぞれが独自に10位までのリストを作り、各順位に出典を示しました。
6順位の決め方
AI ごとに表現が違っても同じ項目は一つとして数えました。より多くの AI がリストに入れ、より上位に置いた項目ほど順位が高くなります。「AI の一致」は、その項目を自分のリストに入れた AI の数を示します。出典は AI 自身が見つけたものだけで、手作業での追加はありません。